Vol.1 | デジタル・イノベーション
カタログ制作の省力化=働き方改革。
さらにその先へ。
大型の商品カタログ制作の情報整理、更新作業は、お客様企業の特定のご担当者様に大きな負荷が集中しがちです。
こうした状況を解消するために、佐川印刷は商品情報データベースと自動組版を連携させる独自のシステムを開発。
個別担当者がネットワーク上で情報を共有することで、効率的な分業を可能にしました。
時代が求める省力化というソリューション。“働き方改革”にもつながるお客様目線のデジタル・イノベーションです。
SESSION 01
お客様と一緒に考え、
課題を見つけ、解決する。
2004年頃から登場し始めた自動組版。従来、オペレーターが行っていた手動DTP作業を、あらかじめプログラムされたDTPフローで行うシステムです。佐川印刷のプリプレス部門は、誌面パターンの取捨選択やワークフロー全体をご提案。また、お客様ごとに異なる課題を共有しながら最適なプログラムを組み上げます。そして、自動組版システムのより効率的な運用のために必要になるのが、テキスト、画像データなど前情報のデジタル管理。この工程がデジタル化されることで、情報整理、更新作業は一気に省力化が図れます。佐川印刷は、業種、品種によって千差万別、多種多様な商品情報を的確に把握、理解し、データベース構築をきめ細かくサポート。自動組版用への整理統合・構造化作業につなげます。常にお客様に寄り添いながら…。それが、佐川印刷のデジタル・イノベーションです。
SESSION 02
印刷を熟知しているから
できるソリューション。
ソフト、ハード両面からのアプローチ。佐川印刷は、印刷工程とスムーズに連携できるデータベース構築に必要な知見、ノウハウを豊富に蓄積しています。お客様の運用方法に合わせて、その“レベル感にフィットする省コスト・システム”をオーダーメイドで組み立てる。印刷データが校了になった段階で、最新の情報をお客様が持つ商品情報データベースにフィードバックするといったことも可能になります。印刷を熟知しているからこそできる最適なシステム提案。印刷だけではないソリューション。現在、データベース構築を主業務とした受注も増加しています。また、こうしたデジタルプリプレスの機能をハブ(結節点)に、webなどの他媒体への発展的な展開も可能。基幹系システムとの外部連携などのご要望に関しては、関連会社、エスピーメディアテックとのアライアンスで対応することができます。
SESSION 03
“情報のトランスレーター”
としての新たな役割。
エンドユーザーとの接点になるメディアは多様化しています。ただ、“情報を伝える”という役割に変わりはありません。一方で、伝えたい商品情報量は、どんどん増加しています。私たちの使命は、その膨大な情報量を、お客様企業とエンドユーザーの間でトランスレートすること。最適な状態に整理、加工し、あらゆるメディアを視野に入れて発信する。印刷はひとつの選択肢という発想です。情報伝達のコンサルティング機能も求められることになります。必要な人に、必要な情報を、必要なときに。商品情報と顧客情報をきめ細かくリンクさせ、お客様ごとに異なる情報をお届けするワンツーワンカタログの一般化も、もう遠い将来の話ではありません。効率化、省力化という観点から注目されているデジタルプリプレス機能がさらに進化し、お客様企業のビジネスモデルを変える。そんな時代がやってくるかもしれません。
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SDGsへの取り組み
「VISION REPORT」はSDGsとも親和性が高く、本記事に掲載した取り組みで以下の目標の達成貢献を目指しています。