身近なシール製品に使われている技術を図などを交え紹介します。
安心という名の付加価値を届けます
食材の宅配サービスなどでは、発泡スチロールのケースに入った商品が玄関先に届けられたままになっていることがあります。誰かが開けたりしたら…ちょっと不安ですね。
エスピータックが開発した「開封防止シール」は、その不安を解消するもの。表面基材と粘着層の間に、もうひとつ、きわめて薄いはくり層を形成し、封緘したシールをはがすと、再び貼り直すことができない構造になっています。粘着性とはくり性の微妙なバランスを追求したエスピータックのノウハウが、こんなところにも生きています。
配送伝票を高機能化する技術
スーパーやコンビニ、デパートなどでは、ほとんどのレジスタがバーコード対応になっています。
つまり、あらゆる商品にバーコードシールが貼付されている訳です。
さまざまな情報をバーコードに翻訳するソフトウエア技術。エスピータックでは、それを佐川印刷とその関連会社であるエスピーメディアテックと共同で開発。さらに、近年ではコード化する情報量を飛躍的に高めて携帯電話などでも読み取れるQRコードや、ICと印刷アンテナを内蔵したICタグなどの新規技術開発も、積極的に推進しています。
QR(Quick Response)コードとは、従来のバーコードに替わる、二次元コードと呼ばれるものの1つです。バーコードが英数字の文字列しか扱えなかったのに比べ、QRコードはかなや漢字、さらには文章までコード化でき、数字のみの情報ならば最大7089文字という大容量の情報を扱うことができます。
情報を記憶させたICチップをタグやカードに貼り付け、読み取り機に非接触で大量の情報を高速処理できるRFID技術。
例えば荷物にRFIDタグを取り付けておけば、大量物流の中から特定の荷物の検索や残荷情報の取得を瞬時に行うことが可能。
次世代の物流システムの要として、注目を集めています。
2004年10月には1,400坪の広大な敷地に三階建ての新工場を建設。
タックシールの製造からさらに進んで物流用のパッケージとなる袋の製造を本格的に開始しています。
印刷後のクラフト原紙は成型・糊付け・切断・底の加工を行う角底製袋機の工程へと送られ、枚数ごとに整列されていきます。
バックの封印部は独自に開発したベロ貼り機が威力を発揮。月産、300万体の生産を可能にします。