CROSS TALK 01「好き」を原動力に成長を続け、
信頼される営業に。NEW MANAGER × WOMAN EMPLOYEE
Interview Movie
この4月で入社4年目を迎えた“マジメ文化系”営業女子と、
上司としてその成長を見守ってきた“クール体育会系”係長。
入社動機やこれまでの仕事のこと、これからの目標などについて、
改めておふたりで語り合ってもらいました。
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Theme 1 ゼロから商品を作り上げる印刷営業の魅力。
私は学生時代、毎日同じことを繰り返す仕事は嫌だと思っていたんだけど、日々変化のある仕事ってなんだろうと考えたときに、街中の広告物に目が留まって。広告業界にはずっと興味があったし、毎日色んな人と関わっては新しいものを生み出していく仕事って面白そうだな、と感じたのが大きな理由。
いつも横の席で見ていて、ものづくりをすごく楽しまれているなと思っていたんですが、納得です。
じゃあ、上中さんの志望動機は?
私は大学で歴史学を専攻していたので、よく調査に出かけては報告書を作ったりしていたんですが、その際に自分が頑張って集めた資料や導き出した考えを形にしてくれたのが、研究室に出入りされていた印刷会社の方でした。たくさんの情報やぼんやりとした思いから印刷物を作り上げるところを見て、印刷会社の営業さんってすごいな、と思っていたんです。
商品をゼロから作る「ものづくり」をするのが、既成品を売る他の営業とは違うところだね。
あと美術館巡りがすごく好きで、展覧会の図録をいつか作ってみたい、っていう目標があったのも入社の決め手でした。
私はまさに美術館のお客様の図録を担当しているけど、図録が入社動機ってなかなか衝撃的だよ(笑)。
図録はたくさん持っているの?
はい!
お気に入りの図録が部屋の本棚に並んでいます。森係長が図録を作られているときは、横でこっそり覗き見して楽しませていただいています(笑)。
Theme 2 色々なタイプの人間が集まる会社に変貌。
入社当初は「体育会系」の会社だな、って感じて、正直びくついてました(笑)。
私自身も学生時代は運動部に所属していたしね。社員にスポーツ経験者は多いかな。
私は完全に文化系だったので、ちょっと圧倒されました。ただ、自分にないものが身に付けられるんじゃないかというワクワク感もありましたね。
最近は女性の新卒社員もたくさん入ってきてくれるようになったし、男性でも文化系タイプの社員が増えてきて、会社として色んな人間が集まってきたように思うよ。以前は、私のような体育会系が多数派だったかもしれないけど・・・
森係長はクールなタイプの体育会系だと思いますよ!
・・・まあ、私への評価は置いておくとして(笑)、営業にも色んなタイプがいた方が、仕事の可能性も広がって良いのでは、と思っています。
Theme 3 お客様目線で物事を考え、見定める習慣をつける。
さっき入社動機を聞いて改めて思ったけど、上中さんって本当に真面目だよね。
そう・・・なんですかね(笑)?
今でこそ、ちょっと笑顔も増えてきたけど(笑)、入社当初は本当に真面目な子だなと思ったのが第一印象。真面目がゆえに堅くなりすぎて、初めのうちはお客様とのやりとりに苦戦しているな、と感じていました。
実は、今も苦戦し続けています・・・。徐々にお客様とコミュニケーションが取れるようになってはきたんですが、ひとつのことに集中しすぎて、視野が狭くなってしまうことがあって。
それは私をはじめ、周りからもたまに指摘されているよね。
営業としてもっと広い視野が必要なところを、どうしても「このお客様はこうだから」とか「この案件はこうだから」っていう固定観念が抜けなくて、別角度からの提案ができないんです。あと、仕事を進めるなかで、係長に「そういえば、あれどうなってる?」って訊かれて初めて抜けや漏れに気が付いて事無きを得る、っていうことも多くて、どうしたらそういう所に気付けるようになるのか・・・。
まずは、お客様のことを第一に考えて、お客様目線で物事を見ることかな。もし自分がお客様だったら、もしくはお客様の商品を買う人なら、どうすれば喜んで下さるか。商品を購入して下さるか。・・・という視点で常に考える。そうすることで、アイデアとか提案内容は自然と浮かんでくるし、余裕も出てくるんじゃないかな。
そのうちに視野も広がって、色々なことに気付けるようになりそうですね。
あと、お客様から言われたことだけをやるんじゃなくて、それ以上に何をしたら喜んでくださるかを常に考える。これを繰り返すことで提案の幅も拡がると思うよ。もちろん、そのためには知識も必要だから、日々色んな情報を仕入れて、引き出しを増やさないとね。
ありがとうございます。お客様にもっと1歩踏み込んだ提案ができるように、意識して頑張っていきたいと思います。
今はだいぶ堅さも取れてほぐれてきたし、表情豊かに人とも喋れるし。見る限り、どんどん良い営業マンになってきているから。期待していますよ!
Theme 4 努力が通じ、形に残る仕事をいただけた喜び。
上中さんは、歴史や文化に関係するお客様の仕事に携わっている時、特に生き生きしているよね。
京都ならでは、といいますか。伝統芸能関係のお客様ですとか、老舗企業様を持たせていただいています。自分が歴史学科を専攻していたのもあって、すごく興味深くてやりがいに感じるお仕事のひとつです。
あとは甘いもの、スイーツ関係のお客様も。
お客様と掲載される商品について「これって本当においしいですよね」って話をしながら印刷物を作っているときなんかは、至福のひとときですね。
この3年間で、特に印象に残っている仕事は?
先ほど係長もおっしゃっていましたが、私たちの仕事は毎日色んなことが起きるので、1番を答えるのはなかなか難しいんですけど・・・。
1番嬉しかった出来事としては、ほぼ1年掛けて営業した新規のお客様から、カタログを受注できたことですかね。
それは、どういったお客様?
和雑貨を扱われているお客様です。やはり個人的に興味があるジャンルで、最初は飛び込み訪問から始まりました。
ああ、一緒に訪問したよね。
係長にも何度も同行していただきましたね。名刺交換させてもらって以来、時間を作ってちょこちょこお伺いしては、アプローチし続けました。
上中さん、何回くらい訪問した?
年間を通して、もう何十回と(笑)。
1年後にそのお客さまから、「実はこんなカタログを作ろうと思ってるんだけど」ってご相談をいただいた時は、本当に嬉しかったです。諦めずに通い続けて、やっとカタログという形に残るお仕事をいただいた経験が、今も自分の中ですごく励みになっています。
それだけ通って結果が出たらやっぱり嬉しいよね。営業冥利に尽きる話だなあ。
Theme 5 高い目標を掲げ、経験とスキルを積み重ねる。
入社してもう4年になりますが、今後、私に期待されることはなんでしょうか?
新しい仕事を進めていくための、道筋を作れるようになることだね。さっきから話しているように、印刷営業って、毎回オーダーメイドでお客さまの求めているものを作る仕事だから、前例がない状態からスタートすることも多いでしょう?
そうですね。前例がない中で道筋をつける、つまり納品までの段取りをつけられるようになる、ということですか。
営業が引いた線に沿って、デザイナーや印刷オペレーターなど色んな工程に関わる人が商品を作っていくから、この「まず、線を引く仕事」ってすごく大事だよ。
「もっとこうした方が良いものができるんじゃないか」とか、「こっちの方が、もっとお客さまに喜ばれるんじゃないか」とか、営業が試行錯誤して、方向性を作らないといけませんね。だけど、むずかしい・・・。
上中さんは少しずつ出来ていっていると思うよ。これからもっと道筋を作れるようになると、もっと仕事も楽しくなるし、お客さんの前でも自信を持って提案できるようになる。4年目以降はそういうところを意識して頑張って欲しいですね。
逆に、自分で今後の目標にしていることはある?
入社してから色々な人と出会って、仕事における自分の欠点に気付くことが増えました。先ほど森係長にもアドバイスいただきましたが、まだまだ足りないところがたくさんあるので、まずはそれらを改善していきたいです。
あと、図録の仕事はいつか絶対にやりたい!
図録は、デザインや印刷といった社内の技術の粋を集める、会社の「顔」になるような仕事で、各分野から最高峰の技術を持った人を結集させて、その時に出せる最高の力を振るってもらうための監督の役割も果たさないといけない。プレッシャーも大きく大変な仕事ですが、その分、成し遂げたときはきっと色んな意味で成長できると思いますよ。何より、自分の作ったものが会社の代表作になるなんて、すごく名誉ですからね。目標を叶えられるように応援しています!
ありがとうございます!
図録は最大の目標として持ちながら、歴史文化といった自分の得意分野だけではなく、幅広い分野でお客様に提案できて、皆様から信頼される「デキる営業」をめざして頑張りたいと思います。
今日はありがとうございました!
森係長はもう入社19年目の大先輩ですが、そもそもなぜ印刷業界に入ろうと思ったんですか?