Hideaki Tanaka 田中 秀昭 2010年入社
日野工場 フレキソプレス課
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新しいフィルム印刷を
日本のベーシックにする。

導かれて進んだ
新事業への挑戦

佐川印刷には野球部のメンバーとして入社しました。最初は製本課にいたのですが、日野に軟包材工場が誕生したときに、会長から「新しく立ち上げる仕事をやってみないか」と直々にお声がけいただいて、これはチャンスかもしれないと思い、挑戦することにしました。

軟包材というのは、フィルム素材を使った包装の総称です。軽量で丈夫、加工しやすくバリア性もあるため、食品から調味料、詰め替え用シャンプーなど幅広い製品に使われています。作った包装をスーパーで見かけることも多く、小学生の息子に「これ作ったんだよ」と言うと喜んでくれて嬉しくなります。自分の仕事が形になるというのは誇りに思いますし、ありがたい仕事をさせてもらっているなと思いますね。

印刷機を動かすリーダーとして
スピードにも品質にもこだわる

工場では、フィルムに施すフレキソ印刷機を動かすチームのリーダーとして働いています。リーダーとして常に意識しているのは、「短い時間でどれだけたくさん印刷できるか」。1つの例ですが、印刷する前のフィルムのロールをどこに置くかを前日に決めてチーム全員に伝えることで時間のロスをなくし、朝からみんなが同じ意識で仕事に向かえるようにしています。日々の仕事の中で「こうした方がいい」と思うことは積極的に提案します。現場で動いているからこそ気付くことがありますから。すぐ近くにいる他チームのリーダーとも進捗状況や問題点などを共有しています。その成果があって当初の印刷予定を前倒しして進められたときには、部署長や工場長からありがたがられますし、1つのやりがいになっていますね。スピードでも品質でも、求められている以上で応えようと仕事をしています。

これらは今上手くいっている話ですが、以前は大きな失敗をしてしまったことも。一度、食品包装のバーコード部分がかすれた状態で印刷してしまい、全体の3分の1が刷り直しになるというミスをしてしまいました。毎日同じことを続けていると、油断して気が抜けるところが出てきてしまいます。だからこそ「ここは集中しなきゃいけない」というメリハリを付けることの大事さを教訓として得ました。

「佐川印刷を基準に」。
立ち上げメンバーとしての目標

当社がフィルム素材に施しているフレキソ印刷は、現在主流のオフセット印刷やグラビア印刷とは違って有機溶剤を使わないため、安全で環境にも優しい印刷方法なのですが、欧米に比べるとまだまだ日本での普及は進んでいません。また、水性インクを使っているため、どうしてもフィルムに乗せたときの印刷の濃度が足りていないところもあります。
まずは、自分自身が機械への理解を深めて「フレキソ印刷のことなら佐川印刷の田中に聞けばいい」と思われる存在になりたいです。そして、フレキソ印刷でグラビア印刷と遜色ないクオリティのものを作って業界の基準にすること。それが立ち上げメンバーとしての私の目標ですし、大きな使命だと感じています。会長からも「まだまだこの事業は拡大できる」と激励をいただいていますから、工場の後輩だけでなく他社の目標にもなれるよう日々精進していきます。

My Private Time

大人になって目指す、憧れの甲子園。

全国の高校野球部OB/OGが集まる「マスターズ甲子園」というものがあります。当時は甲子園に縁のない学校だっただけに、「あの強豪校にもOB同士なら勝てるかも?」となって、今の方が燃えています。県の予選を勝ち上がって、夢の甲子園球場で試合してみたいですね。

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