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グラビア印刷 Gravure Printing

群を抜く色調の美しさと色の深み。
そして、圧倒的な生産力で納期とコストを圧縮。

スイス、イタリア、ドイツなど世界のテクノロジーを集約し、徹底した合理化と自動化のもとに、グラビア印刷独自の深く色鮮やかな色表現を実現。国内最大級幅のグラビア8色機4機を日野グラビア工場に設備し、圧倒的な生産力を誇っています。
製本やラッピングも同一工場で行なう一貫生産で、納期短縮とコスト削減を可能にしています。

豊かな色調表現力

グラビア印刷の適性を十分に考慮した画像処理、そしてデータが劣化しないフィルムレス&ダイレクト製版によって、より忠実な色再現が可能になりました。グラビア印刷の持つ色調の美しさ、深みは群を抜いています。

グラビア印刷機の様子

生産力は、
オフセット輪転の4倍

日本最大紙幅2m45cmのグラビア8色印刷機が稼働。A4判で64ページ、AB判で72ページの刷本が一気に仕上げられ、納期短縮、安定生産を実現します。

日本最大紙幅2m45cmのグラビア8色印刷機の様子

一貫生産でリードタイムとコストを圧縮

印刷から製本、ラッピング等の工程を同一工場内で一貫生産することにより、横持ちと言われる輸送費も発生せず、スピード、コスト面でのメリットを生み出しています。

静電除去グラビア印刷で、国際特許を取得

静電気の力を利用するグラビア印刷では、刷り上った印刷物が静電気を帯び、ページ同士がひっつくことがあります。当社は何度もテストを繰り返し、この問題をクリアする静電除去グラビア印刷の技術を開発。米国などで国際特許を取得しています。

さらに美しく、より読みやすいレーザー彫刻を導入

日野工場設立当初から、彫刻評価や印刷評価まで度重なる検証を重ね、YAGレーザー彫刻を導入。彫刻スピードは約2〜3倍にスピードアップし、しかも機械彫刻を凌駕する色再現性、文字精度を実現しています。また刷版でなくシリンダーに彫刻することで、インキ塗膜層が立体的に形成され、深みのある美しい印刷が可能となります。

彫刻室
シリンダー

合理化と自動化を追求

工場内3,000カ所から情報が集まる中央監視室で、工場全体を24時間監視・管理しています。

また、印刷工程においては、シリンダーや印刷用紙の移動を専用のロボットが自動的に行うなど、徹底した合理化、自動化を推進しています。

中央監視室

環境に配慮した
クリーンファクトリー

ガスタービンエンジンによる自家発電装置、ソーラー発電装置、コージェネレーション設備を完備しており、そのエネルギーを溶剤回収に活用しています。グラビアインキで使用される溶剤の99%を活性炭吸着方式で回収し、再利用しています。
またコージェネレーションシステムの燃料には、環境にやさしいLNG(液化天然ガス)を利用しています。

コージェネレーション図:総合エネルギー効率70%~85%